2020年4月24日R4.0.0がリリースされた。約7年ぶりのメジャーアップデートらしい。
主な変更点は以下。
いろいろ便利になったようなアップデートがあるみたいだけど、ほとんどわからなかったので目に見えたアップデートだけ。
パッケージは再インストールが必要
R4.0.0をインストールすると、RStudioのソースファイルウィンドウの上部に、パッケージがインストールされていません的なことが表示された。
リリースノートによると、アップデート以前にインストールしていたパッケージは、R4.0.0へのアップデート後に再インストールが必要とのこと。
Rコンソールがダークモードに対応していた(もっと前から?)
R.appを開くと表示されるRコンソールがダークモードになっていた(macOS)。
もともとコンソール本体部分は自由に色が変えれたが、Rコンソールの上部がmacOSのFinderなどと同じように濃いグレーになっていた。
一昔前のアプリ感が少しなくなったかも。
Rコンソール自体はほとんど使わないのだけれども、見た目が良くなることは良いこと。
ただ、Rコンソールの下部の関数の説明みたいなところが白文字で見えなくなっていたし、環境設定が少しバグっていた。
RStudioもダークモードでの挙動を改善してくれたし、Rの環境がダークモードに追いついてきた。
文字列での特殊文字の扱いが楽になった
特殊文字(例えば"
)を文字列の中で扱う場合には、\"
のようにバックスラッシュでエスケープする必要があったが、r"(...)"
の...
の部分にそのまま書くことで特殊な文字を気にせずに文字列に使用できる。
> test <- r"(tesuto"no"mojiretsu)"
> print(test)
[1] "tesuto\"no\"mojiretsu"
> wright(test, file = "test.txt") # test"no"mojiretsu in test.txt
r"(...)"
の...
の中に"
が入っていても、自動で\"
のようにバックスラッシュを付けてくれる。
具体的な便利な使い道はわからないのだけど、csvなんかからデータを読んだときに、行名や列名に"
が使われていたら便利なのかも。
まとめ
Rのライトユーザーで見た目から入る身としてはアップデートにインパクトがあったけど、パッケージの再インストールが必要なのは注意したいところ。