2019年10月のmacOS Catalinaの提供開始に飛びついて即アップデートをしたところ、いろいろ面倒がおきました。32bitのアプリケーション?が使えないとか。その中でSAEM (Stochastic Approximation Expectation Maximization?)を使った非線形混合モデルによるパラメータ推定をしてくれるMonolixというソフトからエラーが出たのでその解決策のメモ。
Lixoft社のMonolixはこちら
エラーの内容
Monolixのプロジェクトを開こうとしたときに以下のようなエラーが出ました。
Error during module building:Calling the build setup failed and returned See build.err and build.out in the following directory: /Users/username/lixoft/monolix/monolix2018R2/modules/………/build
ビルド中にエラーが起こった?みたいでした。
解決
確かMonolixはg++を使っていたような気がする!ということでターミナルでg++のバージョンを確認。
$ g++ -v
xcrun: error: invalid active developer path (/Library/Developer/CommandLineTools), missing xcrun at: /Library/Developer/CommandLineTools/usr/bin/xcrun
何かのエラーが出ました。
「invalid active developer path Catalina」で調べてみると以下の記事がヒット。
macOS Catalina にしたらGitコマンドが動かなくなった ( #git # Mac ) - Qiita
この記事の通りに
xcode-select --install
と打ち込むと
コマンドライン・ディベロッパツールをインストールする必要があるとのこと。
使用許諾に同意してインストール。
無事macOS CatalinaでもMonolixが使えるようになりました。
iPadをサブディスプレイにするSidecarを早く使いたくてmacOS Catalinaにアップデートしたのですが、やはり何も考えずにOSアップデートするのは面倒が起こって良くないですね。
有料のアプリケーションの中で、MathematicaとEndNote X8が使えなくなりました。
Mathematicaは最近使ってなかったので良いとしても、EndNoteはアップグレードしなければ、、。